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ゆっくりのんびりいきましょう♪

ゆっくりのんびりいきましょう♪

幸生誕生から1歳まで

2001年11月14日、頑固な逆子と低置胎盤のため、予定より2週間早く、帝王切開で産まれる。
新生児とは思えないだみ声で出てきたコウは、身長49.5センチ、体重3208グラムのデカい赤ちゃんだったにも関わらず、過呼吸で4日間、保育器の中で暮らす。
初めて私の元へ連れてこられたコウは、にらみをきかせ、私の顔をじっと見つめていた。
お利口さんだったのは、退院後2週間位。突然、ベットで寝なくなり、だっこをしていないとすぐに泣き出し、日中はほとんどだっこの日々が、なんと7ヶ月まで続くこととなる。
首座りは3ヶ月になる少し前、寝返りは4ヶ月、おすわりは6ヶ月、ハイハイはちょっと遅くて8ヶ月、10ヶ月頃にはひとりで立てるようになり、1歳になるころには2~3メートルは歩けるようになった。
ベビーカーに乗るのを嫌がり、外でもずっとだっこ。家の中だと機嫌が悪く、毎日のように散歩に連れていった。
同じくらいの赤ちゃんをみると喜び、触ろうとし、よく泣かせてしまった。
愛想も良く、あやされるとケラケラ笑う、おちゃらけものだった。よく人から、「赤ちゃんてこんなに声をあげて笑うもんかね?」と言われた程だ。
公園では、歩けないうちから滑り台の階段をのぼり、公園の中をハイハイして、本当によく遊んだ。
人見知りと後追いは、ほぼ同時期・・・8ヶ月を過ぎた頃に、突然男の人がだめになった。家の中では、私から離れず、どこまでも追ってきた。多少、ひとり遊びもするようになったが、私が近くにいないとすぐ泣き叫び、心身共に疲れた時期である。
もちろん、自閉症なんて考えた事もない。
しかし、この頃一番気になっていたのは、よく赤ちゃんは音楽に合わて体をゆすったりするものだが、コウはいっさいそのようなことはしなかった。
ただ、お気に入りの歌はすぐ覚えて、どこにいてもテレビの前にやってきてはジーっと聞いている。
そして、とにかく音に過敏だった。昼寝をしても、紙がこすれるような音に反応して、すぐ起きて泣き出す。昼寝の間は、ほんのちょっとの音が出る事も許されない状況だった。話し声はもっと禁物・・・コウが寝た後は、家中が静まりかえっていた。
夜の睡眠も安定せず、夜泣きは続き、また、ほんの数分、夜に寝てしまっただけで、夜中まで起きていることが多々あった。最高は午前3時半・・・
それでも8時頃には起きてしまい、睡眠不足から機嫌が悪く、一日中、抱っこ紐でぶら下げていたことが多々あった。


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